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腹部造影CT:遠隔画像診断・遠隔読影報告書見本:LLC cRad

腹部造影CTサンプル1


遠隔画像診断報告書 見本
 検査、患者情報
 【病歴】
Panchead Ca 十二指腸狭窄 手術予定。

【所見】【腹部造影CT・CTAを施行。】
MRI(20xx年x月xx日)を参照しています。
最大径37mm(TS2)
膵内胆管浸潤(CH+)、十二指腸浸潤(DU+)、膵前方浸潤(S+)を疑います。
膵後方浸潤は脂肪織の濃度上昇が目立ちませんが、膵実質辺縁まで達しているように見える部分があり否定できません。
門脈と腫瘍は、CT上は接している部分は明らかでありません。
動脈系の分岐パターンはバリエーションがあり、replaced common hepatic arteryがあります。
GDA(胃十二指腸動脈)は腫瘍にinvolveされ、encasementがあり、浸潤があるものと考えます。
以上よりT3疑い。
リンパ節は上・下膵頭前・後リンパ節(N1)は一つ一つの大きさは有意腫大でありませんが、集簇し目立っています。転移も否定できないと考えます。
MRIでは、paraaortaリンパ節に、8mm大のリンパ節が見られています(Key画像4)。有意な腫大ではありません。
気胸がありトロッカーが挿入されています。
肝嚢胞、腎嚢胞があります。

【診断】
T3N0or1 いずれでも StageV疑い。
動脈の分岐にvariationがあります。(replaced common hepatic artery)

キー画像
 キー画像
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